受験で合格するレベルとは?
小学校では「絵がうまいね」と評価されていたけれど、受験レベルは次元が違いました。
絵は得意!というQ子。小学校でも「上手だね」といつも言われて鼻高々だったけれども、受験を志してすぐに通い始めた画塾「アートラボ」の夏期講習で受験の次元の高さを思い知ったのでした。
試験では60分で2枚仕上げる
アートラボの夏期講習は、試験と同じ時間配分で“60分で2枚の絵に取り組む”ことを課題としています。
- 講習に参加して数日間は時間内に描き終われない。
- 周りの同級生がとても上手だけれど自分は全然できない。
はじまって数日は落ち込んで帰ってきました。
咲くやの受験を志す前は、バスケットボールクラブに入ったりして、どちらかというと体育会系だったQ子。得てして、人物を描いたことがない娘は画用紙を前にして固まってしまったようです。
結局、アートラボの夏期講習では時間内に課題が仕上がらず白場(描き終わっていない白い部分)を残してばかりのQ子。見かねた先生が後半期間は「家にお持ち帰りして仕上げて良いよ」とおっしゃってくださいました。
夏期講習後、通常クラス(週1日2時間クラス)に通い始めました。
手取り足取り、初心者に手厚く指導…という感じではなく子どもたちの自主性を尊重する画塾でしたので、最初は、どう描いていいかわからなかったQ子。
すでに5年生から、習っている子どもたちとの実力の差に落ち込む日々。
一番最初(8月)に描いた作品と受験1ヶ月前に描いた作品
最初は、人物の頭と身体のバランスをとるのに苦戦していたQ子。画塾と家で絵の練習に励みました。最初は、ひと作品を仕上げるのに60分以上かかっていました。
なんども同じテーマの絵を描き続けることによって、試験前には20分強で描き終えられるようになってきました。
「走る」「持つ」「座る」などの基本のポーズをなんども何度も練習することで、だんだんと苦手意識が和らぎ、思い切って絵を描けるようになってきました。