“適性検査1の作文は10分で仕上げる”
Q子は、適性検査対策の中でも特に作文に力を入れていました。
算数の習熟度はあまりよくなかったので、国語で点数が取れるように長文問題と作文に時間をかけて対策していました。
個別指導学院フリーステップで勉強していた時、担当の先生に「作文は10分から12分で書けるように」と言われていました。
塾に通い始めた時は、320文字ほどの作文は、20分強で書いていました。これでは時間のかけすぎです。
Q子の作文が変わってきたのは、12月の冬期講習でした。
ほぼ毎日、塾通いし、帰宅してからも作文を書いて、一日、3から4作文を書いていました。
そして冬休みが明けると、10分作文に取り組みはじめました。
集中して、毎日取り組めば必ず結果が現れます。
大切なことは、毎日続けてゆくことです。
作文に取り組むことで、自然と漢字の力も身についてきました。
母の私はどんな関わり方をしているかというと
“親は作文には口出しぜず
完全に塾にお任せする”でした。
塾に通い出す前は、作文と算数の勉強に付き添っていましたが、それはQ子にとって逆効果だと実感したのです。
中学受験生の親がやって逆効果になること
- 作文を評価する
- 勉強態度を口うるさく言う
- 勉強の進み具合を訪ねすぎる
受験の作文に、通常の授業や宿題で提出するのと同じレベルを求めるのは筋違いなのです。
私がやってしまった失敗は、普段の作文(推敲に充分に時間をかけられる作文)と受験の作文(10分ちょっとで仕上げる作文)を同じように考えてQ子に意見してしまったことでした。