色鉛筆を変えるとよかった
受験を想定して1課題30分内で仕上げられるように練習してきましたが、急ぐと色鉛筆の塗り方が雑に見えてしまう問題が起こりました。そこで色鉛筆を変えることにしました。
咲くやこの花中学校の適性検査Ⅱの時間は60分。この中で、人物が登場する描画とデザインの2課題に取り組みます。
単純に時間配分すると各課題、30分ずつになりますが、調整時間の分を考えて1枚を30分きった時間で仕上げられるように家庭でも取り組んでいました。
色鉛筆の塗りムラが雑に見えてしまう
- 時間内で仕上げられない。
- 急ぐと、筆圧が目立ち雑な仕上がりに見えてしまう。
本人は雑な仕事をしている気がないのに、仕上がりがそう見えてしまうのは不本意でした。
画塾の先生にも「仕上がりを丁寧に」と注意を受けるので、どうしたものか…と考え、もしかしたら、雑に見えるのは色鉛筆が影響しているのかもしれないと思ったのです。色鉛筆の発色の悪さも気になっていました。
色鉛筆を変えてみよう
当時使っていたのは、FABER CASTELL(ファーバーカステル)12色セットでした。
各メーカーがさまざまな種類の色鉛筆を出しているので、もっと研究すればよかったのですが、12月まで、一番大切なことを後回しにしていました。
(特徴)FABER CASTELL(ファーバーカステル)12色セット
- 描き心地なめらかな色鉛筆セット。
- 芯の折れにくいSV製法を採用した、品質確かな色鉛筆。
- ファーバーカステル伝統の、クラシックな絵柄の缶に入った色鉛筆セットです。
- 軸部分には名前が書けるスペースがあるので、学校などでのご使用にも便利です。
- [芯の太さ]3.3mm
この色鉛筆の特徴である“芯の折れにくさ”が、筆圧が残りやすい。ということを引き起こしていたのでした。
咲くやこの花中学校の適性検査Ⅱでは、色鉛筆の持ち込みは12色限定です。ファーバーカステル)2色セットの取り合わせの色の中でQ子の描く絵に合わない色もあるのに12月まで手入れしていなかったのも反省でした。
鉛筆の芯が柔らかい別メーカーの色鉛筆に変える
「holbeinのARTIST」色鉛筆に変えて、1本ずつ好きな色をセレクトして12色を組みました。
「holbeinのARTIST」の色鉛筆は、顔料をワックスや油脂等で練り、乾燥させた色芯を軸木にいれたものです。ホルベイン アーチスト色鉛筆はきめこまかな顔料を精選し、柔らかく成形した油性の色鉛筆で、専門家の高度な要求を充たすよう調整されています。
(メーカー公式サイトより抜粋)
(特徴)「holbeinのARTIST」
- ソフト芯なのでのびがいい
- 芯を太くしての均一なべた塗りにも、芯を細くしての滑らかな細い線描も思いのままに表現できます。
- 優れた耐光性
- 高級顔料を精選し、光による退色や変色が少ないよう造られています。
- 描きやすい太芯・太軸
- 芯は直径3.8ミリと太く一度に広い面積を塗りつぶせます。軸は直径7.8ミリで握りやすく手が疲れません。
FABER CASTELLより芯がふとく、芯が柔らかいので、色に伸びがありました。おかげさまで、塗っている時の筆圧が目立ちにくく、課題の仕上げ時間を短縮することができるようになりました。
筆圧残りは、ありますが雑に見えないようになりました。色の発色がよくなりました。色鉛筆の混色もしやすくなり、グラデーション塗りなど、絵の表現に幅が出てきました。