芸術分野の勉強のため画塾へ
咲くやこの花中学校のオープンスクールをきっかけに、芸術分野を受験すると決め、短期集中の凝縮した対策をして合格を得たQ子。子どもの決意が固ければ、時間の足りなさは超えられるのかもしれません。
さて、本番まで半年という時期から芸術分野の受験にトライするということになり、一番先に考えたのは「画塾に通わなければ」でした。
芸術分野特有の適性検査Ⅱ(絵のテスト)の対策をしなければならないのです。
咲くやこの花中学校の芸術分野の配点
- 適性検査I…50点
- 適性検査Ⅱ…80点
- 面接…20点
合計150点、配点の半分以上を絵のテストが占めます。
過去問を見ていると、60分内に二枚の絵を仕上げるという内容。
画塾に行かなければ
過去問を見ていて、
「家庭学習では芸術分野の受験は難しいな。」と思いました。
私は以前、美大を受験する受験生にデザインを教える仕事をしていました。
その時に実感していたのは、美術大学の受験で合格できる受験生は絵を描いている時の時間配分がマスターできている人でした。
デッサンであれば、目の前のモチーフを見て、感じたことを描写しますので、とにかくたくさん練習すればするほど、洗練されて画力が身についてきます。
しかし咲くやこの花中学校の芸術分野の課題は、“6年生が1年生に読書の読み聞かせをする”とか“楽器の練習をしている”とか、人の動作や情景を頭の中で想像して、表現しなければなりません。
目の前に見本となるものがなく、自分がそれまでに描いてきた経験が元となります。
- 受験までに人物が登場するシーンを描ける十分な画力
- 画力を発揮するための時間配分力
このふたつの力を身につけ使いこなせなければ、本番で太刀打ちできません。
画塾に通うことが必要な理由は
- 豊富な対策問題に沿って絵の練習ができる
- 集団の中で描く練習ができる
- 画塾の先生に合格圏内かどうかを判断してもらえる
でした。私がQ子の絵の受験対策をみることもできますが、身内ゆえ難しいなと思いました。
親子の感情が勉強の妨げになるのです。
私はQ子に厳しく言いすぎるでしょう。
Q子も私に反発して勉強に集中できないでしょう。
他の人のもとで勉強するのが、お互いにとって平和。
そう思い画塾に通うことにしました。
どこの画塾に通うか?
受験に対応したことを教えてくれる画塾がわからないので、聞くしかありません。ちょうど咲くやこの花中学校のオープンスクールを終えて、校門を出たら、沿道に開成教育グループの指導員の先生が立ってらっしゃいました。
関西教育グループは、咲くやこの花中学校の合格者をたくさん出しています。きっと、芸術分野対策のことにも詳しいでしょう。
開成の先生は、新大阪にあるアートラボという画塾が合格率が高いと教えてくださいました。
アートラボは、我が家から5分もかからないご近所でした。
早速、すぐに夏期講習から参加することになりました。
余談ですが、オープンスクールの後の沿道で出会った先生に「もし学習塾をお考えなら」と開成うちわをいただきました。
結局受験3ヶ月前に開成教育グループの個別指導学院にもお世話になり、これが合格不合格を分けた出会いとなりました。