(塾に行かずに家庭学習だけで受験を目指す方法を考えるpart,1)
塾に行かないと、咲くやこの花中学校の合格は難しいのでしょうか?今まで、このブログでは、「塾へ行かないと難しい」というような内容をよく投稿していましたが‥。
もし、塾に行かずに家で勉強して受験に臨むとしたら、どういう勉強方法が効果的なのかを何回かのシリーズで考えてみようと思います。まずは受験の配点から咲くやの合格ラインをみてゆきます
芸術分野用の対策と言語やものづくり分野の対策は違う
言語分野やものづくり分野の受験は、テストの点数=学力で勝負。というところがありますが、芸術分野は、学科だけができたからといって、それだけで合格できる分野ではありません。
Q子の受験を経験して、芸術分野生としての適性を検査される時、適正Ⅱ(絵)の実技の方が、重要に見られる傾向を感じました。
一番優先すべきは、適性検査Ⅱの対策
芸術分野志望生がどこに重点を置いて、受験対策をしたらいいのか?Q子の受験体験から感じたことは、勉強より実技の対策=絵の鍛錬を優先して対策したほうが良いのでは?と思いました。
適性検査Ⅰも、もちろん大事です。適性検査は、学科+実技+面接の3つを総合的にみられるから、学科の点数が悪いと総合点に影響があります。
しかし、見方を変えてみると、総合点がどうだったか?ということで、合格か不合格かが審査されるのですから、学科の点数が採りづらいのであれば、そのぶん、実技と面接でフォローすればいいのではないでしょうか。
学科がよほど悪くなければ‥
よほど悪い点数というのは、一桁の点数です。
適性検査Ⅰで一桁の点数を取らないようにする。ということを、学科対策の第一関門の目標にしてみてもよいのではないでしょうか。
目安として、11月末までの段階で、過去の受験問題集に取り組んで、どんな時も絶対に11点以上は採れるようになっていたら、順調かと思います。
そして、12月、1月の期間に勉強して、受験の時には半分の点数はいつも採れているくらいまで習熟度があると、ひと安心というところでしょう。
咲くやこの花中学校の受験の配点は
適性検査Ⅰ(50点満点)、適性検査Ⅱ(80点満点)、面接(20点満点)合計150満点です。
合格ラインがどのくらいの点数か?平均点がどれくらいなのかは、わかりかねます。もしかしたら、開成教育グループでしたらそのあたりの情報を知ってらっしゃるかもしれません。
入学してからQ子がクラスメイトに聴いた結果、なんとなく見えてきたことは、適正検査Ⅱは8割の点数(64点くらい)とれたら確実に合格ライン。5割(40点)だと合格は難しいという傾向が見えてきました。
例年の傾向によって変わりますが、6割(48点)が微妙なラインなのかな?と思います。
面接は重要
合格された方は、だいたい面接で20点満点中17点以上取られてらっしゃいました。
Q子の話を聴いて面接のポイントは大事だな。ということを実感しました。面接で点数がとれると、そのぶん、学科の失点を穴埋めできるということもあります。
その子がどれほどの情熱を持って、はっきりとじぶんの意見を述べられるか?咲くやこの花中学校への気持ちがどれくらい明確なのか?ということを面接を通じて審査されているのかな?と思いました。