芸術分野志願生は作文で点数を採る
咲くやこの花中学校の適性検査Ⅰの対策の中で、作文には一番注力するようにしてください。
芸術分野志望者は、ものづくり分野や言語分野に比べると学科に架ける情熱が少ないように見受けますが、難解な算数では苦戦し、なかなか点数が採りにくいので、適性検査Ⅰの中で、鍛錬すれば点数が採りやすい作文には力をいれて取り組みましょう。
また将来、クリエイティブな仕事や活動を行う際にも、文章で表現するということは、絶対に外せませんので、作文嫌いになってしまうと、将来の仕事で不便することになります。
例えば、商品の企画やデザインを請け負った場合、デザイナーは、「企画書」を制作しなければなりません。
また、商品企画の初めの段階では、クライアントの要望をリサーチし、プレゼンテーションボードを作って、互いにイメージの確認を行いますが、その時も文章を書きます。
例として申し上げると、私が勤めるインテリアの会社では、商品を開発する際には、3種類の書類を用意します。
- 市場動向の分析シート(今どんなものが消費者に求められているのかの分析を記した書類)
- イメージボード(クライアントの要望に応じられているかを写真やデザインラフなどのビジュアル資料と共に提示する)
- 企画書
どんなねらいでこのデザインを提案するのか?
デザインをこうすることでどんな効果が期待できるのか?
そういう内容を文章で表現します。
デザインという仕事には
文章を書くということが付いてくるのです
咲くやこの花中学校の芸術分野を志望する生徒に、作文の適性検査が行われるのは“文章を書くこと“が将来のクリエイティブな活動に関わってくるからという訳ではないでしょうか。